男女を問わず、体毛が多いことは悪いことと思われがちです。
しかし毛深いことは本当に悪いことなのでしょうか。
体毛が濃いことで得られるメリットも、きっとあるはずです。
そこで今回は、体毛が濃い男性の本音を調査して、毛深いことのメリットを探ってみます。
体毛が毛深いことで得られるメリット
ヒゲをはじめ、すね毛や胸毛など、あらゆる部位に生えている体毛。
体毛が毛深いことで得られるメリットして、考えられるのは以下の5つ。
- 男らしく見える
- 体温が逃げにくい
- 傷がつきにくい
- 石鹸が泡立ちやすい
- 一部の層から好かれる
それぞれについて詳しくご説明します。
男らしく見える
びっしりと生えそろった胸毛などは、男性の象徴といっても過言ではありません。
毛が多いことで、ワイルドでダンディな印象を与えてくれます。
スネ毛や胸毛が全く生えていない男性は、心なしか貧弱な印象を持ってしまいますよね。
丁寧に整えられたヒゲも、男らしさを演出してくれる重要なファッションのひとつです。

ハリウッドの映画俳優、ヒュー・ジャックマンさんも胸毛がびっしり生えていてダンディな印象ですよね。
体温が逃げにくい
毛深い男性は、体毛が薄い男性と比べて体温が逃げにくいと言われています。
肌の周りをたくさんの毛が覆っていることで、熱をキープしてくれるのです。
普段は気づきにくいですが、すね毛や腕のムダ毛を剃ってみると、体感温度の変化を実感できます。
ただし、寒さや暑さの感じ方は個人差が大きいことも理解しておきましょう。
どれだけ毛深い男性でも、裸で冬の雪山へ突入することは命を危険にさらす行為ですから絶対に止めましょう。
傷がつきにくい
ムダ毛がびっしりと生えている男性は、すり傷などに強いともいわれています。
毛がないと生身の肌を傷つけてしまいますが、体毛が多いほど肌へのダメージを軽減してくれます。
とはいえ、動物の毛皮ほどの防御力はありませんから、あくまですり傷のダメージを10%程度軽減できるくらいに考えておきましょう。
石鹸が泡立ちやすい
体毛がたくさん生えていると、石鹸の泡立ちが段違いに良くなります。
ボディソープをタオルやスポンジで泡立てずとも、腕や下半身を洗っているだけでモコモコと上質な泡を生み出せます。
カミソリなどでムダ毛を処理してしまうと、泡立ちが極端に落ちることに驚愕しますよ。

たっぷりの泡で体を洗うのは肌にもいいんですよ。ゴシゴシこすっちゃうのはよくありません。
一部の層から好かれる
人の好みは一人ひとり異なるように、毛深い男性が好きという人もいます。
もちろん、相対的に見れば少数派かもしれませんが、ゼロではありません。
ムダ毛が一切生えていないツルツルの男性しか受け入れられない…という女性も入れば、モジャモジャの体が最高という人も。
毛深いという個性を活かせば、特定の層からモテること間違いなしです。

好みの問題ですけど、結婚するならムダ毛のない男性がいいです…
毛深いことはデメリットの方が大きい
ここまで体毛が毛深いことのメリットをご紹介しましたが、現実は残酷です。
毛深い男性を好む層はやはり少数派で、大多数の女性は男性のムダ毛に対してマイナスなイメージを持っています。
メンズボロスのアンケートによると、男性の体毛が「気になる」と回答した女性は8割を超えていました。
もっとも多い「少し気になる」(63.5%)と、「とても気になる」(16.7%)を合わせると、実に80.2%の女性が、男性の体毛が気になると答えました。
毛深い男性はダンディなイメージもありますが、毛量より筋肉量が重要だったり、結局は顔がイケメンかどうかという意見もあります。
モテたいなら清潔感は最重要
毎朝シャワーを浴びて体をキレイにしていても、体毛が毛深いと、どうしても不潔な印象を与えてしまいます。
背丈や顔は生まれ持ったものなのでどうにもできませんが、清潔感は努力次第で演出できます。
女性にモテたい、良い関係を築きたいと願うなら、何かしらムダ毛を処理したほうがよいでしょう。
ツルツルの状態にせずとも、適度にムダ毛を処理するだけでもパッと見たときの印象は大きく変わります。
とくに暑い季節になると、半袖シャツやハーフパンツを着用する機会も多くなるでしょう。
仕事の打ち合わせやパーティー、合コンなど、何気ないところで女性は男性のムダ毛をチェックしています。
自宅へ女性を招いたときも、床に抜け落ちたすね毛などが散らかっていると、ドン引きされるリスクがあります。
毛深い男性が好き!という女性を探し続けるという道もありますが、険しい道のりになることは理解しておきましょう。

おしゃれなお店で食事を楽しんでいるとき、手の甲や指にムダ毛がびっしり生えていると雰囲気が台無しです…
ムダ毛の処理に時間がかかる
以前から連絡を取り合っていた女性と食事に行くことになったので、あらかじめすね毛を剃っておこう!
と意気揚々とカミソリを持ってお風呂に入ったはいいものの、キレイに処理することの大変さに驚く男性は多いですね。
カミソリを使用した場合はとくに、毛が刃に絡まってしまうため、こまめに毛を洗い落とさないとキレイに剃れません。
焦ってカミソリを雑に動かしてしまうと、肌を傷つけるリスクもあるため危険です。
ムダ毛が濃いほど、自己処理にかかる時間は長くなります。
毎朝のヒゲ剃りも何気に時間を奪われていますよね。
1回2分と考えると、1ヶ月で約60分、1年で12時間もヒゲ剃りに時間を費やしていることになります。

体用のシェーバーを使ったり、除毛クリームなどを活用すると短時間でキレイにムダ毛を処理できますよ。
毛深い自分を変えるための唯一の方法
毛深いことはメリットもありますが、デメリットも大きいです。
ムダ毛の多さに嫌気が差しているのなら、脱毛することを考えてみてはいかがでしょうか。
カミソリやシェーバーで処理することもできますが、数日も経てばポツポツと毛が生えてきてしまいます。
ブラジリアンワックスなどを使えば半月程度はキレイな状態をキープできますが、やはり限界があります。
太ももや腕の毛を処理するなら除毛クリームは使いやすいですが、肌質によっては使えませんし、結局は毛が再生します。
ムダ毛が生えてこない状態にするためには、現状、脱毛以外の選択肢はありません。
費用もかかりますし、ツルツルの状態を目指すとなると2年近く脱毛サロンやクリニックに通う必要もあります。
しかしながら、一度脱毛してしまえば、ムダ毛に悩まされる日々から脱却できます。
濃い体毛に覆われている今の自分を変えたいと願うなら、真剣に脱毛を検討してみましょう。

脱毛は女性がするもの、という考えは古いですよ。身だしなみへの意識が高い若い男性は脱毛を始めています。
ムダ毛のないメリットはあまりに大きい
ダンディな見た目やボディソープが泡立ちやすいなど、毛深いことはメリットもあります。
しかしながら、ムダ毛のないメリットのほうが遥かに大きいのが現実です。
自己処理に時間を奪われることから解放されて、清潔感ある見た目を演出できるようになります。
寒さ対策はユニクロのヒートテックでも着ればいいですし、傷つきにくいといった点も日常生活で肌を擦りむく機会は少ないでしょう。
石器時代であれば、体毛は生命存続を左右するほどの必須アイテムだったことでしょう。
現代を生きる男性にとって、ムダ毛は必要のないものです。
毛深い体毛に悩んでいるのなら、自分に合った方法で処理することを考えてみましょう。
何度も処理することが面倒に思うなら、脱毛してしまうことをおすすめします。