青ヒゲを改善しようとして、毛抜きやピンセットでヒゲを抜く男性は多いですね。
カミソリやシェーバーで剃るよりキレイに見えるなどのメリットはありますが、極力使わないようにしましょう。
今回は、毛抜きやピンセットを使うと余計にヒゲが濃くなってしまう理由について詳しく解説します。
毛抜きでヒゲを抜く行為は止めましょう
毛抜きでヒゲを抜く行為は、ヒゲを余計に濃くするため絶対に止めましょう。
ヒゲを薄くするどころか、ますます青ヒゲが目立つようになってしまいます。
しかもヒゲが濃くなるだけではなく、肌トラブルを引き起こすリスクも高まります。
ではなぜヒゲを抜くと余計に濃くなってしまうのでしょうか。
その理由について詳しく解説していきます。
ヒゲを抜くと余計に濃くなってしまう理由
まずはヒゲが生えるメカニズムについてご説明します。
ヒゲに限らず、体毛の根本には毛乳頭というものがあります。
毛細血管とつながっていて、毛に栄養素を運ぶ役割を担っています。
毛抜きでヒゲをムリやり抜いた場合、毛細血管ごと引きちぎることになってしまいます。
ダメージを受けたことで毛が生えてこなくなるなら良いのですが、そう都合よくはいきません。
傷ついた毛細血管は元に戻ろうと再生をはじめます。
毛乳頭自体がダメージを負った場合も同じです。
そして、さらに強く丈夫な毛細血管と毛乳頭へと生まれ変わるのです。
今までより多くの栄養が運ばれてくるため、ヒゲ自体も強くたくましくなっていきます。
ヒゲを抜いたことで、青ヒゲを処理するどころか更に濃くなってしまうのです。

毛抜きを使うと簡単にムダ毛を処理できますが、リスクが高いのでおすすめできません。
ヒゲを抜くことで引き起こす肌トラブル
ヒゲの処理に毛抜きを使うと、ヒゲが濃くなること以外に肌トラブルを引き起こすリスクもあります。
具体的にどのような肌トラブルが起きやすくなるかというと、主に以下の4つ。
- ニキビ
- 毛嚢炎
- 色素沈着
- 埋没毛
それぞれについて順に解説していきます。
ニキビ
毛抜きで強引にヒゲを抜いていると、肌がダメージを受けて乾燥しやすくなります。
肌のうるおいが失われると、過剰に皮脂が分泌されるようになり、ニキビが増えてしまうこともあります。
ヒゲが濃くなることに加えて、ニキビも増えてしまっては踏んだり蹴ったりです。

大人ニキビは、どうしても不潔な印象に見えてしまいます。なるべく避けたいですよね。
毛嚢炎
パッと見た感じはニキビと似ていますが、毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれる症状を引き起こす可能性もあります。
毛嚢炎とは傷ついた毛穴に細菌が入り、炎症を起こしてしまうもの。
毛抜きを使うと毛穴が開いた状態になってしまうため、細菌が入りやすくなっているのです。
悪化するとニキビのように赤いブツブツができてしまい、痛みも生じるようになります。
早めに皮膚科へ行って、適切な薬を処方してもらいましょう。
色素沈着
ヒゲを抜く行為が習慣化している男性はとくに、色素沈着の可能性も高くなります。
色素沈着とは、肌が黒ずんでしまう現象のこと。
毛抜きで肌がダメージを受けると、外部からの刺激から守るメラニンが過剰に分泌されてしまいます。
排出しきれなかったメラニンが肌に残ってしまうと、黒ずみが発生してしまうのです。
青ヒゲが余計に目立つ原因になるため、くれぐれも注意が必要です。
埋没毛
埋没毛にも注意が必要です。
何度もヒゲを抜いていると、傷ついた肌は新しいヒゲが生えてくるまえに再生をはじめ、毛穴を閉じてしまうことがあります。
その結果、生えてきたヒゲは皮膚のなかに閉じ込められてしまいます。
埋没毛が悪化すると、炎症を引き起こす可能性もあります。
最悪の場合、毛穴を切開して埋まったヒゲを取り除くことになることも。

埋没毛はヒゲ以外の部位でも起こります。女性の場合だと、ワキのムダ毛処理で悩まされることが多いんです…
青ヒゲを完全に克服するなら脱毛を要検討
毛抜きで一時的に処理できたとしても、余計にヒゲが濃くなったり、肌トラブルのリスクも高いなど、メリットはほとんどありません。
青ヒゲをどうにかしたい…!と考えるなら、脱毛サロンやクリニックに通うことを検討してみましょう。
カミソリやシェーバーでどれだけ丁寧にヒゲを剃ったとしても、翌日にはしっかりとヒゲが生えてきます。
抑毛ローションを使い続けたとしても、ヒゲがまったく生えてこなくなるわけではありません。
その点、永久脱毛をしてしまえば、ほとんどヒゲは生えてこなくなります。
ポツポツと生えてくる可能性はありますが、今までのようにヒゲ剃りを毎日頑張る必要はありません。
おしゃれなヒゲを楽しんでいる男性も、ヒゲを整える手間が大幅に省けます。
完全にヒゲが生えてこない状態にする場合、期間としては約2年、費用も20万円前後はかかるでしょう。
ヒゲがかなり濃い方だと、3年近く通わないとツルツルにならないこともあります。
ヒゲを薄くする程度だったり、鼻下やアゴ周辺など一部分の脱毛であれば、負担は大幅に少なくなります。

分割での支払いなら、毎月5,000円や1万円などの負担でヒゲを脱毛することもできますよ。
正しい処理方法で青ヒゲ改善を目指しましょう
毛抜きは便利な道具ですが、青ヒゲに悩んでいる男性は極力使わないようにしましょう。
外出先で2〜3本だけ剃り残しを見つけてしまったときなど、やむを得ないときは仕方ありません。
日常的にヒゲを抜いている男性は、自分でヒゲを濃くしているようなものなので、今すぐ止めましょう。
青ヒゲの悩みから開放されたい…と願うなら、ムリのない範囲で脱毛をはじめてみてはいかがでしょうか。
一部分のヒゲ脱毛なら、3万円程度で6回の施術を受けられるプランもあります。
必要な施術回数はヒゲの生え方や毛質によって人それぞれ。
どのくらいお金と期間がかかるのか、気になる方は無料カウンセリングで詳しい話を聞いてみることをおすすめします。
間違った自己処理方法を見直して、少しずつでも青ヒゲの改善を目指しましょう。