毛抜きを使用したり、抑毛ローションを使用したり、青ヒゲを改善しようと悪戦苦闘している男性も少なくありません。
どうすれば改善できるのかと、除毛クリームやピーリングを使う人も少なくありません。
しかしながら、除毛クリームやピーリングで青ヒゲを根本的に解決することは難しいのが現実。
その理由と効果的な改善方法について詳しく解説します。
除毛クリームで青ヒゲを改善できない理由
ムダ毛処理に除毛クリームを使っている男性も多いですが、ヒゲの処理に使うことは止めましょう。
青ヒゲの改善にはつながりませんし、そもそも刺激の強い除毛クリームを顔に使用することは危険です。
なぜ除毛クリームで青ヒゲを改善できないのか、順に解説していきます。
肌表面のムダ毛を溶かすだけ
まず大前提として、除毛クリームで処理できるのは肌表面のムダ毛です。
カミソリやシェーバーとは異なり、ムダ毛そのものを溶かしてしまうため、処理後はスベスベになるという特徴があります。
すね毛や背中の産毛を処理するときに除毛クリームは重宝しますが、ヒゲとの相性はよくありません。
なぜなら、男性のヒゲは数ある体毛の中でも1本1本がトップクラスに固く、太いです。
青ヒゲに悩んでいる男性はとくにヒゲがしっかりしているため、除毛クリームを塗る程度では目立った効果を期待できません。
仮に除毛クリームでヒゲを処理したとしても、肌表面のヒゲを少し溶かせた程度で翌日にはびっしりと青ヒゲが復活しているでしょう。
私たちが思っている以上に、ヒゲのポテンシャルは高いのです。

レーザー脱毛や光脱毛でも、10回以上通わないとツルツルの状態になれないくらい、ヒゲの頑固さは驚異的です。
刺激が強く肌へのダメージも大きい
除毛クリームはアルカリ性のクリームでムダ毛を溶かすため、肌への負担も大きいです。
市販されている除毛クリームのパッケージを良く見てみると、「体用」と書かれていることも多いです。
「顔には使用しないでください」と注意書きが記載されてる除毛クリームも少なくありません。
1〜2分であれば耐えられるかもしれませんが、実際に顔に除毛クリームを着けてみると、すぐに肌がピリピリしてきます。
太くて固いヒゲを溶かせるほど放置していたら、肌が真っ赤に腫れ上がってしまう可能性もあります。
敏感肌の男性や、冬になると顔がカサカサに乾燥してしまうような男性は、絶対に使わないようにしましょう。

ヒゲの処理に除毛クリームを使ってみた!といった動画や記事を見かけることもありますが、真似しないでくださいね。
ピーリングも青ヒゲの根本解決はできない
青ヒゲを改善しようとして、ピーリングを試してみる男性もいますね。
ピーリングとは、古くなった角質を除去して、肌のターンオーバーを正常に戻すこと。
わかりやすく日本語に訳すと、皮をむくということです。
聞きなれない言葉に思えるかもしれませんが、ドラッグストアなどに行けばピーリング石鹸は普通に販売されています。
肌の角質を除去することで、ヒゲの生えた肌の状態を整えることはできますが、ヒゲそのものに影響を与えることはありません。
先ほどもご説明した通り、ヒゲの屈強さはあらゆる体毛の中でトップクラスなので、ピーリング程度ではビクともしません。
ピーリングはあくまで肌のターンオーバーを正常化するものと考えましょう。
色素沈着の改善には一定の効果がある
青ヒゲの根本解決にはつながらないものの、色素沈着を改善する効果は期待できます。
色素沈着とは肌のターンオーバーが乱れて、黒ずんでしまった部分をうまく排出できない状態になっていること。
ピーリングで肌のターンオーバーを強制的に促せば、少しずつ色素沈着を改善することが期待できます。
市販されているピーリング石鹸はフルーツ由来の酸(AHA)を使ったものが多いですね。
色素沈着がひどい場合は、皮膚科で診断を受けてケミカルピーリング治療を受けることもできます。
青ヒゲの改善とは縁遠いものに思えますが、青っぽく見える部分が実は黒ずみだったということもあります。
肌の状態を見ながら、必要に応じてピーリングを活用すると良いでしょう。

一般的なエステサロンで受けられるピーリングは、医療行為にあたるケミカルピーリングとは別物ですよ。
自己処理で青ヒゲを改善する方法
除毛クリームもダメ、ピーリングもダメとなると、青ヒゲを自己解決する方法は何もないのか…とガッカリするのはまだ早いです。
除毛クリームやピーリングで青ヒゲを根本的に解決できないのは事実ですが、手軽に青ヒゲを改善できる方法もあります。
ここからは、青ヒゲの効果的な自己処理方法についてご紹介します。
蒸しタオルやシェービングフォームを活用
青ヒゲを少しでも改善したいと考えるなら、カミソリで丁寧にヒゲを剃ることを試してみましょう。
用意するものは以下の通り。
- 刃の多いカミソリ
- 蒸しタオル
- シェービングフォーム
- シェービングローション
- 乳液またはクリーム
まず、カミソリを使用する際は4枚刃や5枚刃など、肌へのダメージが少ない刃の多いカミソリを使いましょう。
蒸しタオルは、固く絞ったタオルを電子レンジで数十秒温めれば簡単に準備できます。
温めたタオルで顔を包み込んで毛穴を開かせたら、シェービングフォームをたっぷり塗って、ヒゲを柔らかくします。
ポイントは、ヒゲの生えている方向に向けて優しく剃っていくこと。
ヒゲを剃り終えたら、シェービングローションと乳液で肌を整えましょう。
肌を傷めないヒゲの剃り方については、以下のYoutube動画もわかりやすいです。
お時間に余裕があれば、ぜひチェックしてみてください。
カミソリでヒゲを剃る際に注意すべき点
蒸しタオルやシェービングフォームを使わずにヒゲを剃ったり、ヒゲが柔らかくなっていない状態で逆剃りすると、肌を傷つける可能性があります。
何度か使用して古くなったカミソリはすぐに捨てることも大切なポイント。
正しい剃り方を実践すればキレイにヒゲを剃れますが、やり方を間違えると少々危険です。
カミソリを滑らせて、顔に絆創膏を貼ったまま仕事に行くのは恥ずかしいですよね。
寝坊してしまったときなど、時間に余裕のないときはあまりおすすめできません。
また、あくまでキレイにヒゲを剃れるというだけなので、根本的な青ヒゲの解決にはつながりません。
彼女とデートに行くときなど、気合を入れてヒゲを剃るときのテクニックとして覚えておきましょう。

一番最悪なのはポツポツと剃り残しが目立つ状態です。勝負の日は時間をかけて丁寧にヒゲを剃りましょう。
青ヒゲを確実に改善するなら永久脱毛
除毛クリームやピーリングが青ヒゲの根本解決につながらないことは、既にご理解いただけたことでしょう。
青ヒゲを確実に改善するのなら、選択肢は永久脱毛しかありません。
どれだけ丁寧にヒゲを剃っても、毛抜きで1本1本抜いていったとしても、時間が経てばヒゲは生えてきます。
光脱毛やレーザー脱毛など、毛を生み出す細胞そのものにダメージを与えない限り、ヒゲとの戦いに終わりはこないのです。
ヒゲ脱毛はお金もかかりますし、完全にヒゲが生えない状態にするとなると、2年前後は脱毛サロンやクリニックに通うことになります。
脱毛にはちょっと抵抗がある…という男性が多いのも事実。
それでも、脱毛してしまえば毎日ヒゲを剃る必要がなくなりますし、見た目の清潔感も格段にアップします。
この先、何十年も嫌な気持ちでヒゲを剃り続けるなら、今のうちにヒゲを脱毛してみてはいかがでしょうか。
クリームやピーリングは用途に合わせて活用を
青ヒゲの改善以外の用途であれば、除毛クリームやピーリングは本来の力を発揮してくれます。
すね毛や太もも、腕のムダ毛を処理するなら、除毛クリームはとても便利です。
肌がごわついているときは、ピーリング石鹸で洗顔するとむきたてのゆで卵のようにプリップリになります。
ここぞ!という日には、蒸しタオルやシェービングフォームをきちんと使えば、キレイにヒゲを剃ることもできます。
青ヒゲを根本的に解決したいと考えるのなら、脱毛を検討してみましょう。
ヒゲの目立つ口周りなど、一部分のみであれば3万円前後の負担で大幅にヒゲを減らすこともできますよ。
顔全体のヒゲを脱毛する場合でも、月1万円程度の負担ではじめることができます。
想像しているほど脱毛のハードルは高くないので、気になっている方はぜひお近くの脱毛サロンやクリニックで詳しい話を聞いてみてください。